ボートレーサー(競艇選手)になる為には
競艇選手めっちゃ稼いでるし、華やかでかっこいいよな。
野球、サッカーの選手と違って、子供の頃から訓練できるわけでもなく、ボートレーサー養成所(やまと学校)に入ってからの努力次第でトップレーサーになれる魅力的な職業に見える。
今回はボートレーサー(競艇選手)になる為にはどうすればいいのか。
今活躍している選手がどうやって競艇選手になったのかを見ていくぞ。
ボートレーサー養成所(やまと学校)入学試験
ボートレーサー(競艇選手)になる為には、まずこのボートレーサー養成所の受験に合格しなければならない。
知識や技術以外にも、身体的な特徴が選考基準になっている為、そもそも受験できないといった人もいる。
ボートレーサー養成所の選考基準
・15歳以上30歳未満の男女
・身長175cm以下
・体重 男子:47kg以上で57kg以下
女子:42kg以上で50kg以下
・裸眼で両目とも0.8以上(手術やコンタクト不可)
・弁色力において強度の色弱でないこと
・聴力その他の健康状態において選手養成訓練を行うのに支障のない者
・禁錮以上の刑に処せられた者、モーターボート競走法に違反して罰金以上の刑に処せられた者、選手養成訓練中に成績不良および素行不良により養成を取りやめられた者の再入学、反社会的勢力との関係が疑われるなどでモーターボート競走の公正を害するおそれがあると認められるに足りる相当の理由のある者の、いずれにも該当しない者
俺
俺
ボートレーサー養成所の試験内容
第1次試験
学科試験:国語、数学、理科、社会(高校入学試験程度の内容)
体力試験:上体そらし、前屈、握力、背筋力、垂直飛び
俺
第2次試験
2次試験は、1次試験合格者とスポーツ推薦者を対象に行われる。
2~3次試験は4泊5日の合宿で、生活態度、行動も審査対象となる。
体力試験
・持久走(1500m)
水面の周りを1周
・開脚体前屈
学校のスポーツテストと同様の内容
・垂艇姿勢
ボートに乗る姿勢を作って、体を前後に倒す
・関節柔軟
7種類の柔軟試験
・上体起こし
足にカウント器具を装着し、腹筋をする
・腕立て伏せ
床にカウント器具を置き、腕立て伏せをする
・50m走
水面の横のコンクリートを走る
・反復横跳び
学校のスポーツ試験と同様の内容
適性試験
・操縦
水面の3つのブイをターンする
・全身反応力
器具が光ったらジャンプする
・教練
指示通りに決められた姿勢を取る
・処置判断
器具を使用して、注意力、持続性を測定
・手腕作業
器具を使用して、手先の器用さ、作業の正確さを測定
・運動調整能力
器具を使用して、目標物の位置にハンドルで調整できるかを測定
・速度見越し
器具を使用して、物体と同じ正確な速度で眼を動かせるか測定
・横の動体視力
器具を使用して、目の左右方向のづばやい動きで目標を捉える能力を測定
・縦の動体視力
器具を使用して、目に迫ってくる目標を捉える能力を測定
・目と手の供応動作
器具を使用して、目の遠近感、立体視力を測定
・深視力
器具を使用して、目の遠近感、立体視力を測定
・心理判断
筆記試験によって、IQ、作業テスト、心理的競技能力の測定
その他
・作文
出題テーマに沿った作文を60分以内でA4用紙1枚に書く
こうしてみると競艇選手にはかかせない能力の試験ばかりだね。
でも項目めっちゃあるよなw
艇の操縦とか事前に練習できないものは元からの個人の能力で戦うしかない感じっぽいね
第3次試験
3次試験は2次試験の合格者のみボートレーサー養成所(やまと学校)に1泊し受験。
項目は面接と身体検査だ。
面接は受験生1人に対して試験官2~4人の個人面接。
それを2~4回別の試験官によって行われる。
身体検査は面接試験の当日に聖マリア病院へバスで移動して行う。
身長、体重、視力、血圧、血液検査、胸部レントゲン、直腸検査、睾丸検査、深視力、聴力検査、視野の広さ、関節柔軟、バランステスト、書字、色覚
ボートレーサー養成所への応募者は毎年1500人~2000人くらい。
その中で募集人数はたったの50人。
1~3次試験までを乗り越えた者だけがボートレーサー養成所に入学できる。
俺
ボートレーサー養成所(やまと学校)での訓練
ボートレーサー養成所は全寮制で訓練は1年間。
男子は坊主頭、女子はショートカットが義務。
携帯電話の持ち込みは禁止で、電話は週に1度使える公衆電話のみ。
電話には長い列ができる為、手紙で親兄弟と連絡を取る生徒が多いらしい。
ボートレーサー養成所での生活は、朝6時~夜の10時まで分刻みのスケジュールで管理されていて、礼儀や態度、行動も厳しく管理される。
俺
士官学校や兵学校と変わらないw
ボートレーサー養成所では実技と学科合わせて1500時間勉強することになる。
休日も基本的には自習している。
入学から4か月後に進級試験がある。7科目の試験を受けて、60%未満の科目が3科目あると退学になる。
加えて年4回の級別試験(定期試験)で得点率が20%満たないと退学になる。
そして訓練生同士のレースで、勝率が低かったり、事故率が高い場合も退学となる。
実力主義で規定に満たないと退学になる。競艇は勝負の世界だから、養成所時代からその感覚を身に付けないといけないんだな。
俺
ボートレーサー養成所を卒業し、資格試験に合格できれば、国家資格を手にすることができる。
デビューしたら晴れてボートレーサーだ。
ボートレーサー(競艇選手)になる為には、ボートレーサー養成所の入学試験をクリアし、入学後の厳しい訓練を耐える根性とセンスが必要になる。
普段何気なく競艇見てるけど、あそこに立ってる選手達はこの門を抜けてきた人たちだ。
こうしてみるとレースの見方が変わるかもねー
俺