ボートレーサー養成所
競艇選手になる為の学校であるボートレーサー養成所(旧やまと学校)
その狭き門を潜り抜け、過酷な訓練に打ち勝ったものだけがボートレーサーになれる。
今回はそのボートレーサー養成所を徹底解剖していこう。
ボートレーサー養成所の歴史
競艇の養成所は元々は各地元の競艇会の養成機関で行われていたが、1966年に競艇養成機関の一本化を目的に、山梨県の本栖湖を訓練場とする、本栖研修所を設置。2001年3月から、現在の福岡県柳川市に移転。
やまと競艇学校として、選手育成を行うようになった。
2017年からは養成訓練費用が無償になった。
ボートレーサー養成所の受験資格、入学条件は?
入学資格は年齢15歳~30歳未満、身長の上限は175cm以下、視力は裸眼で両目ともに0.8以上という身体的制限が存在する。
つまりなりたくてもなれない人がいるという訳だ。
入学試験は年に2回、4月と10月に行われていて、募集人数は約50人。
応募者が1500~2000人くらい。
かなり狭き門だな。
受験資格はこんな感じ
・15歳以上30歳未満の男女
・身長175cm以下
・体重 男子:47kg以上で57kg以下 女子:42kg以上で50kg以下
・裸眼で両目とも0.8以上(手術やコンタクト不可)
・弁色力において強度の色弱でないこと
・聴力その他の健康状態において選手養成訓練を行うのに支障のない者
・禁錮以上の刑に処せられた者、モーターボート競走法に違反して罰金以上の刑に処せられた者、選手養成訓練中に成績不良および素行不良により養成を取りやめられた者の再入学、反社
会的勢力との関係が疑われるなどでモーターボート競走の公正を害するおそれがあると認められるに足りる相当の理由のある者の、いずれにも該当しない者
俺
ボートレーサー養成所の一日
6:00
1.ブザーとともに起床
2.寮の部屋の入口を前回にする
3.寝巻から点漕ぎに着替える
4.布団を4つにたたんで、枕を載せ、たたんだ目が見えないようベッドに並べる
5.部屋の窓のカーテンを開け、脱いだ服を綺麗にたたんでしまう。
6.ダッシュで点呼場所に移動
俺
全く頭働かなそうw
その後男子は上半身裸で乾布摩擦。女子はダンベル上げをし、その後点呼となる。
6:30
掃除をする。
クラシック音楽に合わせて、学校内を掃除
7:00
朝食。
ボートレーサー養成所の食事は栄養バランスを考えて作られていて、美味しいらしい。
お代わりなどは先輩優先。
先輩が席を立つまで下級生は席を立つことが許されない。
7:50
国旗掲揚。
8:00
課業開始。
入学から3か月は操船、基本旋回、モーターやプロペラの整備、分解組み立てなどの基本訓練を行う
入学して4か月~7か月は、実践に向けてのスキルアップ。
操縦の実技を中心に、性能向上整備、基本的なプロペラの補修を行う。
入学して8か月過ぎから卒業までは、プロになるための総仕上げ。
模擬レース、実践訓練をし、現役の選手や現役の整備士から高度な技術を教えてもらう。
12:00
昼食
13:00
課業開始
16:55
国旗降下
17:00
夕食
17:45
自習
19:00
入浴、自由時間
21:30
日夕点呼
22:00
消灯
俺
俺
ボートレーサー養成所の良いところか、悪いところかわからないけど、女子生徒も男子生徒も一切区別がない。
精神的にも、肉体的にも鍛えなおされる。
土日の過ごし方
ボートレーサーの卵は、土日だからって自由じゃない。
土曜は午前中が整備の自習。
午後が学科の自習。
日曜は午前中が草むしり、掃除の作業。
午後が休み。
俺
俺は絶対無理だ。
携帯電話、漫画、雑誌は持ち込み禁止。
もちろん飲酒は禁止。
外部との連絡は手紙。
親への連絡も手紙。
俺
今回は優秀な競艇選手を作り出す、ボートレーサー養成所についてみてきた。
入学条件も厳しいし、訓練も厳しい。
卒業できるのは60%程だという。
こうして今いる競艇選手がこの厳しい訓練を潜り抜けてきた強者だ。
あの迫力あるレースのワケがわかってくるよな。