今回は競艇の基礎知識を解説する。
競艇初心者、中級者の人は参考にしてくれ。
艇
1号~6号まであるボートの事を艇と呼ぶ。
出走表ごとにカラーリングされていて1号から順に
白黒赤青黄緑の色分けがされている。
競艇は必ず6艇で行い、その為競馬や競輪より予想がしやすい。
クラス
選手の成績順に合わせて、クラスが分かれているA1,A2,B1,B2でA級はトップ選手のクラスでその割合は全体の20%程。
B1が一番人数が多く、上に行こうと皆ひしめきあっている感じだ。
B2はケガなどの理由で出走回数が規定を満たしていない選手がいるクラスだ。
出走表
レースの予定表の様なもの
番組表とも呼ばれ、前日のレース終了時に発表される。
レース場ごとに1日12レース行われ、1レース6選手の組み合わせが書いてある。
1日の前半のレースにBクラス等下位のレースが多く、後半にA級や優勝戦等が行われることが多い。
レース場
競艇場の事。
競艇場独特の雰囲気があるので、テレビとは違った臨場感のあるレースを楽しめる。
開場時刻 (正式な時刻は各競艇場に要確認)
全国ほとんどのレース場
11時前後~17時前後
モーニング専門
芦屋・唐津・徳山
9~15時
※G1レースなどは通常時間です
季節毎のモーニング
4~9月:三国
10~3月:鳴門
ナイター専門
蒲郡・丸亀・下関・若松・桐生
15~20時前
※G1レースなどは通常時間です
春夏のみナイター
住之江
ターンマーク
コーナー(別名:マーク、カーブ)ごとににある円すい形の浮き。最初のコーナーが1マーク、次が2マーク
3周
1周800mを3周するとゴールです。
最高速度は時速 80kmで体感速度は120kmだそうだ。
コース
内側から1,2,3,4,5,6コース。
1コースのことをインコースという。
スローコース
助走をあまり取れないコースに入る事。
1~3コースの事を言う。
たまに3,4コースが中断のスローになる事もある。
スローの中で最もダッシュ寄りのコースを角受けという。
ダッシュ
ダッシュコースまたはアウトコース
助走距離を多めにとるコースに入る事。
4~6コース
ダッシュの中でも最もスロー寄りのコースをカドという。
コース取り
枠番(出走表)通りの順番に入ることもあるが、実際の順番はレースが始まってから決まる。
進入固定レースの場合は出走表通りのコースなので、初心者の人でも予想がしやすいと言われている。
新人レーサーは4,5,6コースのみで1~3コースには入れないようだ。
スタート
リレーのよーいドン方式ではなく、フライングスタートを採用。
競艇は止まっている状態からではなく、動いている状態からスタートに合わせて、スタートラインを切る。
1秒以内にラインを越えなければならない為、助走を取る選手は合図の10秒前に。
助走を取らない選手は合図の8秒前にアクセルを入れ、合図の1秒以内にラインを越えなければならない為選手の勘によってスタートがばらつく。
合図より先にラインを超えるとフライング。
合図より1秒過ぎてラインを超えると出遅れと言い、どちらも失格となる。
フライングと出遅れの場合、客には購入した舟券の返金がある。
ボートレース場の売上が大幅に下がる事があるので、フライングした選手には大きなペナルティが発生する。
ボートとモーター(エンジン)とプロペラ
ボートとモーターは競艇場ごとに同じメーカのものを使用する。
使用期間も競艇場ごとにほぼ同じ。
(モーターの使用期間はずれる場合もあり)
使用ボートとモーターはレース前に抽選で行われ、選手は自分で選ぶことができない。
使用モーターの中には良いモーター、悪いモーターがあるようで、抽選結果、使用モーターもレース結果に影響する。
2012年4月までは選手が自前のプロペラを持参し使用していた為選手ごとにカスタマイズできたのだが、(木槌で叩いて好みの角度に変えるそうだ。)現在は廃止に。
廃止以降は競艇場がモーター毎に用意した2枚のプロペラから1枚を選択して使用する制度に変わった。(ヤマト発電機、ナガシマプロペラ)
気温と湿度
気温と湿度によってエンジンが回り過ぎたり、逆もあるそうで特に冬の昼間と夜のレースでは気温差がある為、昼用と夜用でエンジンの設定を変えているらしい。
梅雨、ナイターレースなどは通常よりも予想が難しく、レースが荒れることが多い。
スタート展示
本番レース直前に行われる展示航走の事。この展示の直前までならモーターの調整やプロペラの交換が出来る。
選手たちはコース鳥の練習やスタートタイミングの調整をして展示タイムという既定の距離での最速タイムを計測する。
客サイドはスタート展示を見てレースの予想をする人が多い。
競馬のパドックの様なもの。
ピット離れ・ピットアウト
スタート前6艇が入っているところをピットと言い、本番の合図でピットアウトする。
このピットアウトが良いといいコース取りがしやすいと言われている。
回り足(まわり足)
ターンマークを回る時の速度の事。直線速度と回り足が良いと「最高のモーター」となる。
選手の技術によっても大きく左右されるポイントだ。
チルト
プロペラの角度の事でおよそ-0.5°から+3.0°の範囲で調整をし、マイナス方向だと回り足が向上し、プラス方向だと直線速度が向上する。
直線重視か回り足重視かは選手の判断によって調整がされるため、選手ごとの好み、レース場の状況でも見て決めるようだ。
+3.0°という最高速度重視を好む選手もいて、その場合はピットアウトが悪くなるので、ダッシュの6コースになる事がほとんどだ。
+3.0°にすると極端に回り足が遅くなる為、競艇場によっては事故防止の為に最高角度を+1.5°にしているところもあるみたいだ。
チルトゼロや+0.5°にしても回り足が落ちない走りを見せるA1選手がたまにおり、そういった選手は技術が高い。
部品交換
クランクシャフト、ピストンリング、シリンダーケースといったエンジン回りの部品を交換する場合があるが、新品とは限らず中古に交換する場合もあるそうだ。
交換をしたら記録に残される上、取り付けて悪かったら前の部品に戻すといったことは無いので、部品交換は選手たちにとってみれば賭けになる場合もあるそうだ。
安定板
強風や波が高い場合に舟を安定させる為に取り付けるもの。
取り付けると走りが変わるらしく、レース結果影響が出ることもある。
温水パイプ
キャブレター(ガソリンと空気の混合装置)の凍結防止の為の部品。
秋冬専用の部品となっている。
起こし
スタート時に選手がアクセルレバーを握った瞬間にエンジンが動き、前に進みだすときの事。
「起こしが良い」エンジンの反応が良く、直ぐに前に進むこと
「起こしが悪い」エンジンの反応が悪く、自分のスタート勘を合わせづらい事
握る
アクセルレバーを握ってコーナーを回る事。
つまりコーナーで速度を上げて回る事を指す。
成功すると自分より内側の艇を引き波に落とすことができ、自分はコーナーを抜けた後、高速で走り抜けることが出来る。
失敗すると自分が大きく外側へ流れタイムロスになる。
前検日
レース初日の前日に選手はレース場に入るが、携帯電話、パソコン等通信機器は不正防止の為、没収になる。
その日にガラガラくじ抽選が行われ、選手ごとにモーター、ボートが決まる。
それから選手はプロペラやモーターの調整作業に入る。
投票
勝ち舟を予想することです。レース場ではマークシート、ネットでは画面で選んで投票します。
予想の方法は色々ありますが、1口100円から投票できる。
2連複
1着と2着を当てる。2着と1着が入れ替わっても当たり。
拡大2連複
1~3着に入る2艇を選ぶ。
選んだ2つの順番が変わっても、1着と3着、2着と3着でも当たりなので、当てやすい反面、払い戻し金が少ないのが特徴。
2連単
着と2着を順番通りに当てる。
3連単
1~3着を順番通りに予想をします。
高配当が狙えるが、難易度が高い。
3連複
1~3着に入る艇を選ぶだけ。
順番は無関係なので当てやすいが、それだけ払い戻しが安い。
単勝
1着だけを選ぶ投票
ボートレースは競馬と違い、購入者が少ない。
理由は、出走数が少なく、1枠が非常に強い為、オッズが1倍近くになってしまう為。
複勝
選んだ艇が1着でも2着でも当たり。
単勝と同じく買えない場合がある模様。
こちらもオッズが低く1倍近くになるので、購入額と払戻額が変わらないことが多い。
初心者の為のアドバイス(競艇を楽しみたい人へ)
とにかくお金よりも当てることを楽しみたい人
拡大2連複
当てることとお金もそれなりに期待
2連複
ハズレても良いから大金を狙いたい人
2連単
3連単
「フライング」「出遅れ」があった場合は購入した舟券は返金になる。
コロガシ
2レース連続で的中をさせる賭け方。
1レース目で得た払戻を全額2レース目に賭け、ローリスクハイリターンを狙う戦略。
節
4~7日間のレース日程のことを「節」と言い、その間は同じモーター、同じボートを選手は使用するが、破損した場合には交換可能だ。
次のレース日程の事を「次節」
前のレース日程の事を「前節」
という。
モーター勝率
出走表などで「モーター2連対率」というが数値が高いほど高モーターと言われている。
数値が上がる要因として「過去に上手い人が整備、操舵したモーター」や「新品のモーターで使用回数が少ない状態で1,2着になったモーター」がある為、モーター勝率が高いからと言って、性能が良いモーターなわけではありません。
モーターは一定期間ごとに新品に買い換えられる上同じメーカーの同じ品番なので本来の性能は同じはずだ。
整備した選手や初期スペックによって若干の差は出るようだ。
レース予想に参考にはなるだろう。
ホームストレッチ・バックストレッチ
観客席から見て手前のコースをホームストレッチ
向こう側をバックストレッチと呼ぶ。
消波装置
ホームストレッチコースにある波消し装置の事。
鉄板が並んでいるように見える。
舳先(へさき)
船の先頭部分、艦首
待機行動
ピットから出てレースが始まる直前までの状態。
選手が希望のコースを取りに行くチャンスなので無理やり1コースを取りに行く選手や意図的に4~6コース(ダッシュ)を取る選手もいる。
その際に、舳先をスタート方向に向けると「このコースに入ります」という意思表示になる。
一度スタート方向に舳先を向けたのに元の方向に戻すと「コースを取ったのかわかりづらい行動」とみなされ待機行動違反になる。
年末年始やお盆の頃のレース
レース場ごとに地元や近県出身によるレースが増える。
レースは同じ支部内の戦いとなりやすく、荒いレースになる事が多い。
レースだけでなく、ネット投票も混雑することが多く、テレボートのサーバーが落ち出走表を閲覧できないトラブルになりやすい時期でもある。
エンスト
エンジンストップの略。
待機行動中にエンストになると、選手は紐みたいなもの(スターターロープ)で手動でエンジン再始動を試みる。
水をもらう
待機行動中に、他艇から水を掛けられること。
運転席が濡れると滑りやすくなるので、選手は布で拭くことがある。
エンジンが濡れるとまれにエンストをすることがある。
事故時
事故があった際、事故ポイントの外側か内側を走行するかは、レース場のランプによって選手たちに伝達される。
審判員
待機行動及びレースを監視し、選手の違反公道を発見した場合はレース中若しくはレース終了後に発表する人です。
賞典レース
優勝戦、準優勝戦、最終日の特別選抜戦のレースで、選手がもらえる賞金が多いのが特徴。そのレースに参加できない状態を「賞典除外」という。
締め付け
外側の艇が内側の艇を「内側方向」へ抑えこむ行為。
締め付け行為が明らかに故意で、内側の艇が転覆されそうな危険な状態になったと判定されると、レース終了後締め付けを行った選手は賞典除外になる事もある。
深イン
深いインコース
待機行動中、モーターは低速で動いており、徐々にスタートラインに近づいてしまう。
1コースのボートがスタートラインまで80~1000m程度接近してしまうと、深いインコースを略して深インと実況される場合がある。
その結果、選手の得意とする位置からズレてしまいフライングあるいは出遅れの可能性がある。
アジャスト
スタートライン直前でアクセルレバーを緩めて速度を落とす行為でフライングを防げる一方スタート直前に他の艇に抜かれることが多い。
アジャストせずにフルスロットルでスタートラインを切ったほうが最高速度でスタートできる。
「レバーをほおる」ともいう。
決まり手
1着になった艇の勝ち方のこと。
決まり手には
「逃げ」「差し」「まくり」「まくり差し」「抜き」「恵まれ」
の6種類がある。
競艇で勝ちたい!当てたい!稼ぎたい!って思う人たちの中で勝ててるのって上位10%だけなんだって。
やばいよね。
自分で予想するのも楽しいけど、多分それで勝ち続けてる人っていないんじゃないかな。
俺も昔は自分で予想して勝てなくて悪徳競艇予想サイトに引っかかって1000万円くらい負けて(借金して)
で自分の中でルール作って当たる競艇予想サイトだけしか使わないって決めて、ようやく勝てる様になったな。
今は総額3000万円くらい勝ってるかな。
俺が使って勝てた競艇予想サイトまとめて記事にしたからみんなも参考にしな。
俺は悪徳競艇予想サイトがこの世から消えてくれればいいと思ってるから、俺が使って騙されたところは悪徳競艇予想サイトだからみんなも使わないほうがいいぞ。
知りたい用語にパッと飛べるのでブックマークして使ってます!
公式の用語集見にくいから助かります。
こんなにルールがあったんだ
目次あってわかりやすいです。
競艇って結構他の競技と違うから面白い
周りに聞ける人がいないので助かります。
今まで何となくで競艇やってましたw
こうしてみるとよくわかってなかった用語結構あります。
こんなにあるの?
競艇用語難しすぎ(笑)
わからないことあるとこのページきてます
辞書代わりに使ってます。
勉強になります。